マックス・ヴェーバーの新世紀 : 変容する日本社会と認識の転回

橋本努, 橋本直人, 矢野善郎 編

日本のヴェーバー研究の到達点と可能性。日本を代表するヴェーバー研究者たちが一堂に会し、ヴィヴィッドな討議を繰りひろげたシンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」。その成果である本書は、最新のヴェーバー研究の水準と、新世紀にむけて継承すべき課題を明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 近代の行方-「グローバル化社会」を問題化する(ヴェーバリアン的問題としてのグローバル化
  • マックス・ヴェーバーとタルコット・パーソンズ-「資本主義の精神」のとらえ方をめぐって ほか)
  • 2 人間像の変貌-ヴェーバーと「善き生」の理念(文化の普遍史と現代-文化的生の「ドイツ的形式」マックス・ヴェーバー
  • 何故に日本のヴェーバー研究はニーチェ的モーメントを欠落させてきたか ほか)
  • 3 歴史からの眼差し-ヴェーバーの時代を読む(マックス・ウェーバーの「パーリア」論
  • ウェーバーの大統領制論とワイマル共和国崩壊の憲政史的問題 ほか)
  • 4 テキストとの対話-批判的解釈の地平(『シュタムラー論文』の意義
  • 資本主義の精神における「教育」の契機-日本の『倫理』解釈史からの一考察 ほか)
  • 資料編(ウェーバー的問題の今日的意義-シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」に向けて
  • 問いの絶えざる再生のために-シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」を終えて ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 マックス・ヴェーバーの新世紀 : 変容する日本社会と認識の転回
著作者等 Schwentker, Wolfgang
上山 安敏
住谷 一彦
佐久間 孝正
佐野 誠
内田 芳明
向井 守
嘉目 克彦
大西 晴樹
富永 健一
山之内 靖
折原 浩
橋本 努
橋本 直人
浜井 修
牧野 雅彦
矢野 善郎
石田 雄
長尾 竜一
雀部 幸隆
中西 武史
書名ヨミ マックス ヴェーバー ノ シンセイキ : ヘンヨウスル ニホン シャカイ ト ニンシキ ノ テンカイ
出版元 未來社
刊行年月 2000.11
ページ数 351, 22p
大きさ 22cm
ISBN 462440050X
NCID BA49530920
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全国書誌番号
20148458
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言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
「合わない頭をつけたトルソ」から「頭のない五肢体部分」へ : 『マックス・ヴェーバー全集』(『経済と社会』「旧稿」該当巻)編纂の現状と問題点 折原 浩
『シュタムラー論文』の意義 向井 守
『儒教と道教』再読 長尾 竜一
ウェーバーの大統領制論とワイマル共和国崩壊の憲政史的問題 雀部 幸隆
ウェーバー学の両義性について 濱井修
ウェーバー的問題の今日的意義 : シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」に向けて 橋本 努
エスニシティ・ネイションの「政治・国家社会学」としての『経済と社会』 佐久間 孝正
エッセイ「マックス・ヴェーバー研究」 : 歴史は社会科学的認識の本質的基礎である(ホーニクスハイム) 住谷 一彦
マックス・ウェーバーの「パーリア」論 上山 安敏
マックス・ヴェーバーとタルコット・パーソンズ : 「資本主義の精神」のとらえ方をめぐって 富永 健一
ヴェーバリアン的問題としてのグローバル化 ヴォルフガング・シュヴェントカー, 中西武史
ヴェーバー『古代ユダヤ教』と私の研究史 内田 芳明
ヴェーバー・テーゼと歴史研究 大西 晴樹
一九六四年前後 : 日本におけるウェーバー研究の一転機 石田 雄
何故に日本のヴェーバー研究はニーチェ的モーメントを欠落させてきたか 山之内 靖
問いの絶えざる再生のために : シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」を終えて 橋本 直人
尊敬すべき敵関係 : シュミット『政治的なものの概念』におけるヴェーバーの批判的受容について 佐野 誠
政治史と文化史との間 : マックス・ウェーバーと歴史学「方法論争」 牧野 雅彦
文化の普遍史と現代 : 文化的生の「ドイツ的形式」とマックス・ウェーバー 嘉目 克彦
方法論的合理主義の可能性 : 「合理化史観」の呪縛を超えて 矢野 善郎
日本のヴェーバー研究の今日的課題 : シンポジウム「マックス・ヴェーバーと近代日本」を振り返って 矢野 善郎
社会科学と主体 : ウェーバー研究の根本問題 橋本 努
資本主義の精神における「教育」の契機 : 日本の『倫理』解釈史からの一考察 橋本 直人
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