ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読

今村仁司 著

ベンヤミンの生涯の思考を結晶させた絶筆「歴史哲学テーゼ」は、歴史の連続性に依拠する進歩史観や勝者の歴史観に対峙する。敗者のありうべき過去の可能性を探求した彼の「歴史」とは何か。「救済の理念」による歴史把握の方法を哲学的に跡づけ、一八のテーゼの一つ一つに即して難解な歴史的時間論を初めて解読する。ベンヤミン思想の核心を初めて哲学的・思想史的に明らかにした鮮やかな読解。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 方法について(二分法の無限シリーズ
  • 星座(コンステラチオン)
  • 静止状態
  • 像(Figuren)による思考)
  • 第2部 歴史の概念(神学の理念-第1‐3テーゼ
  • 認識の可能性の条件-第4‐10テーゼ
  • 解放の理念-第11‐12テーゼ
  • 歴史的時間の概念-第13‐18テーゼ)
  • 第3部 ベンヤミンの歴史的時間について(ときの間(Entr‐temps、Zwischen‐Zeit)
  • 「まだ‐ない‐もの」(未到来)はどこにあるか
  • コスモロジーと時間性)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読
著作者等 今村 仁司
書名ヨミ ベンヤミン レキシ テツガク テーゼ セイドク
シリーズ名 岩波現代文庫 : 学術
出版元 岩波書店
刊行年月 2000.11
ページ数 192p
大きさ 15cm
ISBN 4006000316
NCID BA49240217
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全国書誌番号
20132489
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言語 日本語
出版国 日本
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