平成11年3月29日に学校教育施行規則の一部改正と高等学校学習指導要領の改訂が行われ、平成15年度から学年進行で実施される。家庭科については、小・中・高等学校を通じた「改善の基本方針」とともに、高等学校の「改善の具体的事項」である「男女共同参画社会の推進、少子高齢化等への対応を考慮して、家庭や生活の営みを人の一生とのかかわりの中で総合的にとらえ、家庭生活を主体的に営む能力と態度を育てることを重視して改善を図ること」を踏まえて改訂された。平成6年度から実施されている家庭科の男女必修により、高校生の意識の変容が見られるようになっており、今後一層の家庭科教育の充実が期待されている。生徒が必要とする魅力的な家庭科教育の実践を目指して、各学校における積極的な取組みが期待される。
「BOOKデータベース」より