糖尿病、高脂血症、高血圧、肥満、そして終着像である虚血性心疾患、脳血管障害は日常診療においてしばしば遭遇し、一人の患者に重複してみられる疾患である。各々の代謝や循環器という専門の枠を超えて、全体の病態を俯瞰した適正な診療が求められており、従来の診療単位を超えて、これらの疾患に対するevidenceや病態に基づく診療であるmetabolic cardiologyの普及が望まれる。本書ではmetabolic cardiologyに関する最近の臨床に役立つ知見が網羅されている。
「BOOKデータベース」より