クラシック音楽の世界で、古楽の人気が高まっている。その昔、「作曲家はどんな音を聞いていたのか。当時はどんな楽器が使われていたのか」という一部の学者や演奏家の好奇心からスタートした古楽。今やオーセンティシティ(正当性)ばかりを追い求めるのではなく、高い芸術性や、よりよい響きを追求した結果、古楽に行き着いた、という演奏家も数多い。今や世界的に活躍する優れた日本人演奏家もつぎつぎに登場している。彼らとのインタビューを通じて、日日「進化」する古楽の魅力と可能性を探っていこう。
「BOOKデータベース」より