中村文昭 著
これは心臓の鼓動が聞こえてくる書物だ。舞踏の巨星、土方巽と大野一雄との対話や無名な人と物との交感が、文と文の中でカオティックに響き合い、著者はその渦に呑まれていくが、やがて、その渦中で一つの時代証言、一つの新しい思考を様々な愛憎シーンの「余白」にあぶりだしてくる。これは、カラダとことばのエロティックな契りが断章のパッチワークで力強く脈打つ書物である。
「BOOKデータベース」より
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