本書では、十回にわたって東京大学の先生方が「夢」についてお話をします。私たちは寝ているときも夢を見ますし、また起きているときは夢を持ちますし、一生涯を通じて夢とつき合っていくのですが、逆に言うと、私たちは夢なくしては生きていけないのかもしれません。東京大学の先生たちは人一倍大きな夢を抱いて日夜研究・教育に励んでおりますので、その夢の成果の一端をこれからお話するわけであります。これから十回にわたって教官の夢の話をここで皆さんにお聞きいただくわけですけれども、それを共有することによって、その夢は一歩一歩実現に向けて進んでいくのだろうと思います。
「BOOKデータベース」より