非線形波動

和達三樹 著

長い歴史をもつ非線形波動の研究は、ソリトンの発見を契機として急速に発展した。いまやこの分野は、工学での応用、計算機の利用、新しい数学などとも密接に関連し、学際的な広がりをみせている。また最近、量子論への拡張を通して、統計力学も含めた厳密に解ける模型が、ソリトン理論の枠組みで議論できるようになった。本書は、波動の基礎事項から結び目理論など最新の成果までを、統一的な立場から明快に解説する。補章として長距離相互作用をもつ量子可積分系、曲線の運動など今日の課題を説明する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 孤立波からソリトンへ
  • 2 分散媒質における非線形波動
  • 3 モデル方程式
  • 4 KdV方程式の解法
  • 5 ソリトン理論の発展
  • 6 いろいろな物理系
  • 7 量子逆散乱法
  • 8 結び目理論
  • 補章

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 非線形波動
著作者等 和達 三樹
書名ヨミ ヒセンケイ ハドウ
シリーズ名 現代物理学叢書
出版元 岩波書店
刊行年月 2000.6
ページ数 233p
大きさ 22cm
ISBN 4000067419
NCID BA47128770
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全国書誌番号
20086006
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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