漱石の夏やすみ : 房総紀行『木屑録』

高島俊男 著

「木屑録」は、漱石が二十三歳のときに書いた房総旅行記である。これまでも存在は知られていたが、「漢文」で書かれているために、読まれることは少なく、まして味わわれ評価されることは稀な作品であった。本書は自在な訳文によって、「木屑録」本来のすがた、味わいを初めて明らかにしただけでなく、執筆の契機となっている漱石と子規の、文章を通しての友情に説き及ぶ。さらに、見事な「漢文」を書いた漱石から話題は発展して、日本人と「漢文」の千年を越える関わりをわかりやすく解説している。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 木屑録訳
  • 漱石と子規
  • 「漢文」について
  • 日本人と文章
  • 木屑録をよむ
  • 木屑録自筆稿本写真版
  • 木屑録活字版

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 漱石の夏やすみ : 房総紀行『木屑録』
著作者等 高島 俊男
書名ヨミ ソウセキ ノ ナツヤスミ : ボウソウ キコウ ボクセツロク
出版元 朔北社
刊行年月 2000.2
版表示 第2刷
ページ数 329p
大きさ 20cm
ISBN 4931284485
NCID BA45999774
BA50992581
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全国書誌番号
20037239
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言語 日本語
出版国 日本
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