家族法

浦本寛雄 著

本書では、第1に、現代における家族法現象の実相を重視した。要所では世界の動向にも目を配りつつ、主にはわが国について、問題の現実の姿をできるだけ見易いように読者に示そうと工夫した。第2に、立法論に限らず、解釈論においても、今日、それぞれの問題がおかれている社会的現実の中に問題解決の手がかりを求めようと努めた。第3に、今日の家族法現象の問い直しにとって、近代日本家族法の歴史的展開の捉え直しが不可欠となる。本書では、この捉え直しも試みた。第4に、家族法における判例の硬直性が克服される場合、その背景には、特に近年、「司法の自己運動」ともいうべき現象が確実に見られることにも注目した。また、家事調停論および家事審判論についても、この観点から積極的に論じてみた。第5に、今日の家族法現象の陰には、従来見落とされがちであったパイオニアたちの営みがあることも、重視した。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 家族法総論
  • 第1部 親族法(離婚法
  • 婚姻法
  • 親子法
  • 親権・後見・保佐・補助
  • 扶養法)
  • 第2部 相続法(相続法総論
  • 法定相続
  • 遺言相続
  • 遺留分)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 家族法
著作者等 浦本 寛雄
書名ヨミ カゾクホウ
シリーズ名 NJ叢書
出版元 法律文化社
刊行年月 2000.3
ページ数 340p
大きさ 22cm
ISBN 4589024012
NCID BA45898584
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20051776
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想