殿山泰司 著
"三文役者"を自称しながら、幅広い俳優人生を続けた著者が、北は函館松風町から、南は沖縄波の上まで、「紅灯の巷」を彷徨する「好色旅行」。アチラ、コチラに残されている旧遊廓をたずね、不マジメな目で見て歩き、「オソソ」、「オマンタン」のたぐいが頻発する色噺。虚実とりまぜたダラダラ文により、失われた時が甦り、町の風景や人情があぶりだされる。
「BOOKデータベース」より
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