なぜ遺伝子組換え作物は開発されたか : バイオテクノロジーの社会学

大塚善樹 著

本書では、"ストレス耐性"のような特定の目的に方向づけられた、遺伝子組換え作物が開発された理由を、生命の商品化、物と組織の階層的ネットワーク、そして知的所有権の取り引きという、相互に関連する三つの条件から説明しようと試みた。これらは、一つは時間的な条件であり、一つは対象と行為者の相互作用であり、もう一つはその相互作用が行われる社会的条件である。すなわち、"ストレス耐性"の遺伝子組換え作物は、特定の科学技術や企業の利害関心の産物というよりは、われわれの社会の在り方のある側面を反映したものである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 緑の遺伝子機械(Green Gene Machine)
  • 第1章 生命の商品化
  • 第2章 農業・食料システムと科学技術
  • 第3章 バイオテクノロジーと生物特許
  • 第4章 生物特許の構造と分析
  • 第5章 科学技術と商品の媒介
  • 第6章 多国籍企業とテクノロジーの蓄積
  • 第7章 バイオテクノロジーの政治学へ向けて

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 なぜ遺伝子組換え作物は開発されたか : バイオテクノロジーの社会学
著作者等 大塚 善樹
書名ヨミ ナゼ イデンシ クミカエ サクモツ ワ カイハツサレタカ : バイオテクノロジー ノ シャカイガク
出版元 明石書店
刊行年月 1999.10
ページ数 238p
大きさ 22cm
ISBN 4750312207
NCID BA4401420X
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全国書誌番号
20013754
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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