喜入克 著
何年か前、高校全入が叫ばれた。叫んだ人たちは、全員が高校へ進めば、みんなそれなりに勉強し、労働の疎外から守られ、立派な市民が誕生すると思ったのであろう。それがどれほど人間というものを知らないあさはかな考え方であったか、いまはっきり証明された。この本に書かれていることは、信じたくない人もあろうが、事実なのである。これでも著者は誇張どころかむしろ控えめに書いている。日本の将来を暗示して余りある戦慄的な報告である。
「BOOKデータベース」より
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