デリダから道元へ

森本和夫 著

「私」ならざる「自己」とは何か。何物をも創出しない創出とは、私やわれわれよりも古い約束とは、別なる時間の見方とは、亜=譬喩とは、中性的であることとは、神なしの神学とは何か。現象学的思考の最先端に立って問い続けるデリダが、『プシュケ』において到達した地点は、不思議にも道元の『正法眼蔵』の立つ地点とぴたりと重なった。750年の時空を超えた、希有にして必然の出会い。ひとたび唱和しはじめた両者のエクリチュールは、もはや語り止むことがない。デリダ自身が読むことを渇望した驚くべき論考。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 「問い」と「答え」
  • 2 「鏡」と「プシュケ」
  • 3 「現存在」と「吾我」
  • 4 「自己」と「他己」
  • 5 「原=時間」と「親曾」
  • 6 「否定」と「不道」
  • 7 「神秘」と「直観」
  • 8 「沈黙」と「説法」
  • 9 「歴劫」と「場所」
  • 10 「祈り」と「回向」

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 デリダから道元へ
著作者等 森本 和夫
書名ヨミ デリダ カラ ドウゲン エ
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 1999.8
ページ数 266p
大きさ 15cm
ISBN 4480084991
NCID BA42989694
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全国書誌番号
99120932
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言語 日本語
出版国 日本
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