本書は、性格研究に使われている研究方法・技法を、できるだけ多様な視点から紹介し、性格の諸理論と研究技法の関連がわかるように配慮した。研究法を、研究例を加えるなど、内容を含めて紹介した。初学者を念頭におき、できるだけわかりやすく、実際に使えるように記述した。将来の研究可能性が期待される新しい方法は、研究方法に加えて学び方を紹介した。倫理や心理測定論・統計など、性格研究に際して不可欠な関連事項を網羅した。読者として、卒業論文や修士論文の執筆者などの初学者・研究者と、心理臨床家、人事担当者、医師・看護婦や福祉職などのヒューマンワーカー、それにマスコミ関係者等を想定している。
「BOOKデータベース」より