オウエンのユートピアと共生社会

丸山武志 著

本書は、オウエンの思想が形成された19世紀前半期の時代背景のもとで、1828年までのオウエン自身の思想そのものを全体として解明する試みである。彼の思想の核心は、他人への思いやり=チャリティを中心とした人と人および人と自然の協同が可能となる社会、つまり共生社会の実現という思想であった。本書は、この中心思想の形成とそれを成り立たせている概念を考察し、オウエンのその思想の実現へむけての実践過程と、協同原理の必要性を確信していく姿を描き出す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • オウエンの協同原理対リカードウの市場原理
  • 『ラナーク州への報告』とリカードウによる評価
  • オウエンとモラル・エコノミー、1820‐1821年
  • オウエンの協同社会論、1820‐1821年
  • オウエンとニュー・ハーモニー(なぜニュー・ハーモニーなのか
  • 協同村実験の失敗)
  • 啓蒙主義活動家オウエンとマクルア(ニュー・ハーモニー時代直前までの教育・社会観
  • ニュー・ハーモニーにおける教育・社会観)
  • オウエンの夢そしてニュー・ハーモニーの現在

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 オウエンのユートピアと共生社会
著作者等 丸山 武志
書名ヨミ オウエン ノ ユートピア ト キョウセイ シャカイ
シリーズ名 Minerva現代経済学叢書 21
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 1999.3
ページ数 291, 23p
大きさ 22cm
ISBN 4623029921
NCID BA4067172X
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全国書誌番号
99076332
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言語 日本語
出版国 日本
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