人間とは何か : 総合科学的人間研究

米倉一良 著

総合科学的人間研究によって明らかになったこと、および、筆者が意図的に明らかにしたことは、一つは、男性の攻撃性が本能であること、したがって、男性に対する対処は深謀遠慮を要するということであり、いま一つは、男性社会は男性の自尊心を軸にして動いているということである。男性が自尊心を高く維持したいという欲求を持ち、その実現のために懸命に努力するところから、発展が生まれると同時に、競争や争いや戦争が生じる。そして、発展と競争、争い、戦争が生じるのを生理的に下支えするものとして、男性の攻撃本能がある。それゆえ、男性は、往々にして、大変危険な存在となる。これまでの歴史における残酷性はこのようにして生じた。そのことを本書で何よりも伝えたいのである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 フロイト理論
  • 2 本能について
  • 3 脳神経生理学および内分泌学
  • 4 遺伝学
  • 5 歴史を動かすもの-人間学的考察
  • 6 人間の攻撃性といじめの問題

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 人間とは何か : 総合科学的人間研究
著作者等 米倉 一良
書名ヨミ ニンゲン トワ ナニカ : ソウゴウ カガクテキ ニンゲン ケンキュウ
出版元 大学教育
刊行年月 1998.12
ページ数 359p
大きさ 21cm
ISBN 4887303041
NCID BA40212063
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全国書誌番号
99119808
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言語 日本語
出版国 日本
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