伊藤俊治 著
影のような映像が次々と私の上に降りかかってきて、それは死の薄片になったり、生の薄片になったりして、妖しい、狂おしい明滅を繰り返す。その影たちは生きているようにみえるのだ。一枚の紙切れにすぎないのに、その写真は確かに生きていると思うことがある。写真の、荒木経惟の、もっとも深い部分へとどく、集大成批評。著者選による荒木写真100点収録。
「BOOKデータベース」より
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