全国各地の焼却場周辺住民の血液や母乳から高濃度のダイオキシンが検出される一方で、産廃処理場が密集する地域の新生児死亡率が注目された。産廃処理場の密集地域で、焼却量の増大とともに新生児死亡率が高くなることがわかった。そして、産廃焼却場、自治体の焼却施設ばかりではなく、家庭用簡易焼却炉の購入補助制度が長期間にわたる自治体でも、同様に新生児死亡率が高いという、驚くべき事実が判明した。なぜ、このような事態が起こるのか。衝撃のデータの全容が、本書で初めて公開される。焼却場周辺住民、行政関係者はもとより、ダイオキシン問題、ゴミ問題に関心をもつすべての人に、いま「何をしなければならないか」を提言した注目の書。
「BOOKデータベース」より