本書は、インドにおけるヒンドゥー・ムスリム間の対立の歴史的起源が一体どこにあるのかを明らかにするために、イギリスが事実上、インドにおける領土支配を開始するプラッシーの戦い(一七五七年)から「宗派対立」が最初の高揚を見せた1870年代頃にかけて、インドで展開されたイギリス植民地支配の変容、およびそれに対するインド・ムスリムの対応を、政治・経済的状況と関連させながら、宗教的・文化的な観点から歴史的に考察したものである。
「BOOKデータベース」より
博士論文;博士論文
「国立国会図書館デジタルコレクション」より