ニーチェとその影

三島憲一 著

「私の物語るのは次の二世紀の歴史である。」西欧的近代文明の根底からの批判者ニーチェは、自身の予言どおり没後一世紀となる現在も、偉大なる同時代者の輝きを失わない。1970年代のフランス思想の近代批判においてニーチェの精神は甦り、一方ドイツのハーバーマスは「力への意志」は非合理性への転回だと激しく論難した。後代の批判をも踏まえて、ニーチェを今どう読むべきかを第一人者が説く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 初期ニーチェの学問批評について-ニーチェと古典文献学
  • 2 解釈、芸術、力への意志
  • 3 ニーチェと哲学的人間学-あるいはニーチェ対哲学的人間学
  • 4 自由と権力
  • 5 教養主義批判から自然と芸術の回復へ-ニーチェとホルクハイマー=アドルノ
  • 6 芸術による反抗の位置づけをめぐって-ニーチェとハーバーマス
  • 7 市民文化への批判的視点-ネオ・マルクシズムと保守革命

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ニーチェとその影
著作者等 三島 憲一
書名ヨミ ニーチェ ト ソノ カゲ
シリーズ名 講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 1997.9
ページ数 338p
大きさ 15cm
ISBN 4061592955
NCID BA32188575
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全国書誌番号
98029102
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言語 日本語
出版国 日本
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