陶淵明

一海知義 著

超俗の詩人と呼ばれる陶淵明は、「桃花源記」で身分の差のないユートピアを描き、「挽歌詩」においては自らの死を悼むなど、中国では他に例をみない虚構の世界を通して内面を探求し、苛酷な実社会と関わろうとした反俗の詩人でもあった。千六百年前、現代に通じる鋭さと深さで人生をうたった大詩人に「虚構」という切り口から肉薄する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • はじめに 陶淵明と「虚構」
  • 1 桃花源記-ユートピア物語
  • 2 五柳先生伝-架空の自伝
  • 3 形影神-分身の対話
  • 4 山海経を読む・閑情の賦-怪奇とエロティシズム
  • 5 挽歌詩・自祭文-「私」の葬式
  • おわりに なぜ「虚構」か

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 陶淵明
著作者等 一海 知義
書名ヨミ トウ エンメイ : キョコウ ノ シジン
書名別名 虚構の詩人
シリーズ名 岩波新書
出版元 岩波書店
刊行年月 1997.5
ページ数 216p
大きさ 18cm
ISBN 4004305055
NCID BA3049596X
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全国書誌番号
98008810
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言語 日本語
出版国 日本
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