児島惟謙 : 大津事件と明治ナショナリズム

楠精一郎 著

訪日したロシア皇太子を警護の日本人巡査が切りつけ負傷させた事件に日本は朝野ともに震撼し、政府は「皇室に対する罪」を適用して犯人を極刑にしようとしたが、大審院長児島惟謙は毅然として反対し、司法権の独立を護った-これが大津事件と「護法の神」児島の伝説である。しかし、仔細に経緯を辿れば疑問は多い。児島にとって司法権独立とは何のためのものであったのか。明治国家形成期の時代精神の中で児島の全体像を検討する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「護法の神」の実像
  • 大津事件
  • 司法官弄花事件
  • 青年時代
  • 裁判官として
  • その晩年
  • 司法権独立のその後

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 児島惟謙 : 大津事件と明治ナショナリズム
著作者等 楠 精一郎
書名ヨミ コジマ イケン : オオツ ジケン ト メイジ ナショナリズム
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1997.4
ページ数 237p
大きさ 18cm
ISBN 4121013581
NCID BA30316186
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全国書誌番号
98017125
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言語 日本語
出版国 日本
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