高橋洋児 著
人は経済のために生きるのではない。人が生きるために経済はある。しかし史上最強の経済システムである資本制下にあって「豊かさ」の追求は競争原理と欲望生産の暴走を生み、われわれはモラル喪失状況にある。いま必要なのは「豊かさ」を「幸せ」に代え、生きることの意味を問い直すことである。ミクロ理性とマクロ理性、エゴイズムとアルトルーイズム、「自由」の意味等を複眼的に再検証し、実行可能な具体的プログラムとしての提示を試みる。
「BOOKデータベース」より
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