|
精神力
ベルグソン 著 ; 小林太市郎 訳
[目次]
- 標題
- 目次
- 序 西田幾多郞博士 / 5
- ベルグソン著作略年譜 / 245
- 凡例 / 7
- 精神力に就いて / 251
- 緖言 / 15
- 一
- 意識と生命 / 17
- 大問題
- 演繹、批判及び體系的精神
- 事實の諸系列
- 意識、記憶、先取
- 意識する存在は何々か?
- 選擇の能力
- 覺めた意識と眠りに落ちた意識
- 意識と豫見し得ないといふ事と
- 自由行爲の機構
- 持續の緊張
- 生命の進化
- 人間
- 創造する活動
- 歡喜の意義
- 道德的生活
- 社會的生活
- 彼世
- 二
- 心と身 / 49
- 常職の主張
- 唯物論の主張
- 學說の無能
- 腦の活動と心の活動との間に於ける竝行或は均衡の臆說の形而上學的起原
- 經驗はどう言ふか?
- 腦の確からしい役目
- 思想と模倣所作
- 生活へ向ふ注意
- 注意喪失と精神錯亂
- 記憶殊に言語記憶の硏究が示唆するもの
- 追想は何處に保存されてゐるのか?
- 〔死後に於ける〕心の存續に就いて
- 三
- 「生者の靈像」と「心靈的硏究」 / 83
- 「心靈的硏究」に對する偏見
- 科學から觀た遠感
- 遠感と暗合
- 近代科學の本性
- 心靈的硏究に對して科學の名に於いてされる抗議
- 此等の抗議のうちに暗に含まれた形而上學
- 精神活動の直接の硏究によつて與へられるもの
- 意職と物質性
- 心靈的硏究の將來
- 四
- 夢 / 109
- 夢に於ける視覺、聽覺、及びその他の感覺の役目
- 記憶の役目
- 夢は創造者であるか?
- 夢に於ける知覺の機構と覺醒時のそれと、類似及び相違
- 睡眠の心理學的特徵
- 無關心と弛緩
- 緊張の狀態
- 五
- 現在の追想と贋の再認識 / 135
- 贋の再認識の記述
- 先づ或二三の病的狀態から、次に漠然とした或は曖昧な再認識から、それをば區別する諸特徵
- 贋の再認識のうちに表象の、感情の、若くは意志の障害を認める事によつて生ずる三種の解釋法
- 此等の說の批評
- 精神障害の一大群に應用を提議する解釋法の原則
- 如何にして追想は形成されるか
- 現在の追想
- 此重複が普通には意識されない理由
- 如何にしてそれが意職的となるか
- 「生活への注意缺乏」の結果
- 跳躍の不足
- 六
- 知的努力 / 183
- 知的努力の知的特徵は何であるか?
- 意識の平面の種々とそれ等を貫く精神の動き
- 記憶の努力の分析、瞬間的想起と苦辛の想起と
- 知解の努力の分析、機械的解釋と注意を伴ふ解釋と
- 發明の努力の分析、表式、諸寫象、及びこの兩者の相互的篏合
- 努力の諸結果
- 此問題の形而上學的連繋
- 七
- 腦と想、哲學的一錯覺 / 223
- 種々の學說が腦的なものと心的なものとのあひだに認める均衡
- この主張をば若くは觀念論の言葉に若くは實在論の言葉に飜譯し得るか否か?
- この主張の觀念論的表現、それは自家撞着を避ける爲に必ず無意識的に實在論へ轉化する
- この主張の實在論的表現、それは觀念論への無意識的推移によつてのみ自家撞着を免れる
- 觀念論と實在論との間に於ける精神の反覆的且つ無意識的な動搖
- 根本的錯覺を更に强くする補足的諸錯覺
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
|
この本を:
|
件が連想されています
|