ニーチェ全集  1

吉沢伝三郎 編

文典文献学の徒として出発したニーチェの若き日の諸労作を集める。ニーチェの文献学研究は、学生時代、教師時代を通じ、十数年間の生活の中心をなしていた。彼にとって、ギリシア精神は、人間形成の典型であり、唯一の完成した芸術であった。このギリシア精神を再現するために、彼は芸術家の眼をもって文献学の諸問題に対決する。プラトンの対話篇研究、ラエルティオス・ディオゲネスの資料批判、ギリシア人の祭祀への考察-私たちは、ここに文献学の狭い限界を突き破ろうとする、若きニーチェの姿を認めることができるだろう。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • プラトン対話篇研究序説
  • ラエルティオス・ディオゲネスの資料
  • ラエルティオス・ディオゲネスの資料研究と批判への寄与
  • ギリシア人の祭祀

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ニーチェ全集
著作者等 Nietzsche, Friedrich Wilhelm
上妻 精
戸塚 七郎
泉 治典
Nietzsche Friedrich
ニーチェ フリードリッヒ
書名ヨミ ニーチェ ゼンシュウ
書名別名 古典ギリシアの精神
シリーズ名 ちくま学芸文庫
巻冊次 1
出版元 筑摩書房
刊行年月 1994.5
ページ数 651, 24p
大きさ 15cm
ISBN 4480080716
NCID BN10775193
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全国書誌番号
94056003
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言語 日本語
原文言語 ドイツ語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
古典ギリシアの精神 戸塚七郎 ほか
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