貴人論 : 思想の現在あるいは源氏物語

宮原浩二郎 著

近代の知が照準したのは、抽象的な平均人であり、狭い自意識の担い手としての個人である。その個人とは、実は小さい人のことであった。「大きい人とはどういう人なのか」という具体的で現実的な問題こそ問われなければならない。こうした問題に取り組んだ思想として、ニーチェ・バタイユ・フーコーの残した仕事がある。本書がめざしているのは、ヨーロッパの現代思想に学び、また、光源氏という人の息吹に鼓舞されながら、歴史の現在における人の生き方=倫理について考えていくことである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「人間」の退場
  • 超人
  • 生存の美学
  • 光源氏(美へ下降する力
  • 貴人のみさを)
  • 至高性

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 貴人論 : 思想の現在あるいは源氏物語
著作者等 宮原 浩二郎
書名ヨミ キジンロン
出版元 新曜社
刊行年月 1992.11
ページ数 241p
大きさ 20cm
ISBN 4788504316
NCID BN08361788
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全国書誌番号
93011519
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言語 日本語
出版国 日本
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