山内景樹 著
第2次大戦後、壊滅的状態から復興した日本海運は、国家政策の支援を得て、たちまち世界有数の規模に到達した。技術開発による生産性向上により、数々の好不況を乗り切ってきた海運業界も、国際競争力の低下にともない、人件費の大幅な抑制を迫られた。本書は、1987-89年の「緊急雇用対策」によって新天地を求めて転職していった人々へのインタヴューを中心として、戦後日本を支えた海の男たちの気概を伝えるルポである。
「BOOKデータベース」より
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