奇妙な敗北 : フランス抵抗史家の日記

マルク・ブロック 著 ; 井上幸治 訳

[目次]

  • 目次
  • 譯出にあたって
  • まえがき ジョルジュ・アルトマン / p1
  • 第一章 證人の陳述-戰爭の體驗 / p16
  • 私の身分と職業-配屬-職務-五月十日の混亂-ヴァレンシエヌよりドウエーへの後退-ランスへ後退-エステール・シュール・ラ・リスへ後退-アティシュへ後退-ステンヴェルク-海岸への退却-ダンケルクの悲劇-ノルマンディー上陸-レンヌの體驗-歸宅
  • 第二章 ある敗者の供述-敗戰の症狀 / p44
  • 敗戰の責任はどこにあるか-戰爭指揮の無能-軍首腦部の責任、さまざまな人間像-參謀部將校の敎育-戰爭の變形-作戰計畫の失敗-情報の不完全-ドイツ軍との接觸-高速度戰の條件-その狀況-神經戰についてのドイツ軍の優越-フランス軍參謀部の諸缺陥-動員體制-連絡組織-その不完全さについての體驗-英軍との協力の問題-ダンケルクにおける英軍-共同行動の失敗-給油に關する情報の不正確-その原因-第二部の役割-擬似敎練と軍の士氣沮喪-ナチ占領軍への讃美的見方-フランス軍指揮官連の無能、その一原因としての人事の失敗-軍事官僚制の功罪-石油資源調査とセクト主義-ノルマンディーにおけるフランドル敗殘兵の再編とセクト主義-個人的勇氣とは何か-ストライキ破りと臆病者-士氣沮喪-將校の日常環境、たとえば銷末な日課など-參謀部將校の場合の同様な事實-ブランシャール將軍の挿話-指揮官としての性格とその養成-陸大敎育の十年一日の無變化-戰史硏究の意味-開戰後の戰術旋囘-指揮官につきまとう前大戰體驗の幻影-敗戰の原因を結論的にいえば、精神的硬化であった
  • 第三章 反省-敗戰の病理學 / p159
  • 參謀部の分析-後方とは何か-困難とその命じる義務の前にあらゆる成人は平等である-利己心、集團的無氣力、奇妙な血の愛惜-指導階級すなわちブルジョワジーと勞働組合幹部-その過失、平時と戰時の相違無視-國民感情の冷淡さ-農民の戰意-勞働組合の小市民性とこれにより打ち消された祖國愛-國際主義、平和主義-上層階級の大衆敎育觀-敎育の實情-報道、書物等による敎養-傳統に對する牧歌的な精神主義-從來の敎育の形式主義的缺陥、とくに歷史敎育-フランス政治制度-制度は社會が作る-ブルジョワジーの不安、不滿-二つの社會集團の分離-集團の自覺はフランス文明の性格-よき勞働者であると共によき市民-血は更に流されるべきだ-フランス再建は靑年の任務
  • マルク・ブロックの遺言 / p214
  • 附錄一 敎育改革論 / p217
  • 附錄二 私は何故共和主義者となったか / p234
  • 譯者あとがき
  • 挿圖 フランス要圖

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 奇妙な敗北 : フランス抵抗史家の日記
著作者等 Bloch, Marc
井上 幸治
マルク・ブロック
書名ヨミ キミョウナ ハイボク : フランス テイコウシカ ノ ニッキ
出版元 東京大学出版会
刊行年月 1955
ページ数 240p 地図
大きさ 19cm
NCID BN07768815
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全国書誌番号
55010299
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言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本
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