行人

夏目漱石 著

女性というものに哲学的な懐疑をもつ一郎は、弟に対する妻の愛情を疑うあまり、弟に自分の妻と一と晩他所で泊ってくれと頼む。知に煩わされて、人を信ずる事の出来ない主人公の、苦悩と悲哀と、寂莫と、それにさいなまれる運命的生活が描かれる。漱石の実人生と作品との交渉が問題にされる作品。大正元-2年作。

「BOOKデータベース」より

妻お直と弟二郎の仲を疑う一郎は妻を試すために二郎にお直と二人で一つ所へ行って一つ宿に泊ってくれと頼む…。知性の孤独地獄に生き人を信じえぬ一郎は、やがて「死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか」と言い出すのである。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 行人
著作者等 夏目 漱石
書名ヨミ コウジン
シリーズ名 岩波文庫
出版元 岩波書店
刊行年月 1970
版表示 〔改版〕
ページ数 405p
大きさ 15cm
ISBN 4003101103
NCID BN00947248
BN04568707
BN07849586
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全国書誌番号
75015377
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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