起死海生

小野征一郎 著

高度成長以降<食>の洋風化は畜肉とパンが代表し、魚は米とともに減衰しているようにみえる。だが、かつての「安い魚を食べて高い魚を輸出する」から「高い魚を輸入して食べ、安い魚を輸出する」へ、シーフードをめぐって供給サイドも消費者ニーズも大きく様変わりしている。今や魚消費もグルメ化し、東南アジアのみならず、アメリカやヨーロッパからも日本市場を求めて生鮮フライトが成田「魚港」に殺到している。豊かな漁業生産力に恵まれ、特殊な文化を育ててきた日本の足どりと、サカナ・クジラの今後を展望する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • プロローグ(日本の食生活における魚・鯨の地位
  • 消費パターンの転換
  • 肉との比較)
  • 第1部 魚(「米と魚」の食生活-昭和戦前期
  • 飢餓から回復へ-昭和20年代
  • 高度経済成長下の魚-昭和30・40年代
  • 200カイリ時代の魚-昭和50年代以降)
  • 第2部 鯨(捕鯨大国・日本への途-昭和30年代半ばまで
  • 商業捕鯨の全面禁止-昭和30年代末葉以降)
  • エピローグ (「国際化」時代における魚・鯨
  • 流通革新の展開
  • 漁業管理-捕鯨モラトリアムと「資源管理型漁業」)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 起死海生
著作者等 小野 征一郎
書名ヨミ キシ カイセイ
書名別名 これからの魚はるかな鯨
シリーズ名 <食>の昭和史 3
出版元 日本経済評論社
刊行年月 1990.1
ページ数 264p
大きさ 19cm
ISBN 4818803510
NCID BN0427512X
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全国書誌番号
91013911
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言語 日本語
出版国 日本
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