日本人の自伝

佐伯彰一 著

わが国の自伝的著作の系譜を通観し、もっとも秀れた2つの自伝、内村鑑三『余は如何にして基督信徒となりし乎』と、福沢諭吉『福翁自伝』を対比・分析する。さらに山鹿素行、新井白石、松平定信等、近世日本人の自伝における武士的自我へと遡り、日本人の心性の根幹を精緻に講究。自伝というジャンルの東西文学史上の位置を展望しながら、日本人の「我」の自覚の歴史を解明する著者のライフワーク。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 自伝の系譜-公的なもの、私的なもの
  • 勝小吉と鈴木牧之-私を語る根拠
  • 内村鑑三(聖と俗
  • 原型と独創)
  • 福沢諭吉-「俗」なる自我の魅力
  • フランクリンと福沢諭吉-俗なる自我を支えるもの
  • 新井白石(武士的自我のかたち
  • 父のイメージ)
  • 山鹿素行-武士的エゴチズムの系譜
  • 松平定信-大ディレッタントの自我構造
  • 江馬細香と頼山陽、只野真葛と滝沢馬琴-女流自伝の幻
  • 7世市川中車と初代・3世中村仲蔵-演技者の自意識

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本人の自伝
著作者等 佐伯 彰一
書名ヨミ ニホンジン ノ ジデン
出版元 講談社
刊行年月 1974
ページ数 264p
大きさ 20cm
ISBN 4061589849
NCID BN0267787X
BN0664077X
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全国書誌番号
73010458
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言語 日本語
出版国 日本
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