戸倉英美 著
中国の文学を語るにはなによりも詩を語らねばならない。中国の古代から中世へ推移していく歴史の流れのなかで、司馬相如・曹植・阮籍・陶淵明・謝霊運などの、わが国でもなじみ深い多くの作品をとりあげて、詩人たちの時間と空間意識を読みとり、人間の感性ひいては「世界」感覚を丹念に究明。中国の古代・中世人の一つの精神史を垣間みるとともに、絢爛たる唐詩の世界を斬新に展望する。
「BOOKデータベース」より
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