近代日本政治思想の座標 : 思想家・政治家たちの対外観

宮本盛太郎 編

本書は、近代日本の思想家・政治家たちの対外観を一本の赤い糸とする、近代日本政治思想史である。啓蒙期における福沢諭吉の西洋理解の特質の解明に始まり、様々な立場の人々が、西洋・東洋をどう眺め、日本をどのように改造しようとしていたのかを、明治・大正・昭和とたどり、最終章で、アメリカに移民し、その後帰国したリベラルな評論家・清沢洌において、いわば二つの祖国が戦うことになった悲劇を描く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 啓蒙の政治思想-福沢諭吉
  • 自由民権の思想-中江兆民
  • ナショナリズムの思想-陸羯南
  • 理念と権力-陸奥宗光
  • 明治の社会主議とアメリカ-安部磯雄と幸徳秋水
  • 国体の政治思想-上杉慎吉
  • 主権論の諸相-井上密・市村光恵・植原悦二郎
  • 日本の新自由主義-東洋経済新報社の人々
  • 中国革命と日本の改造-宮崎滔天と吉野作造
  • アジア主義の思想-岡倉天心と大川周明
  • アメリカと日本-清沢洌

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 近代日本政治思想の座標 : 思想家・政治家たちの対外観
著作者等 出原 政雄
吉田 博司
大塚 健洋
宮本 盛太郎
島田 洋一
広野 好彦
米原 謙
関 静雄
書名ヨミ キンダイ ニホン セイジ シソウ ノ ザヒョウ
シリーズ名 有斐閣選書
出版元 有斐閣
刊行年月 1987.11
ページ数 290, 7p
大きさ 19cm
ISBN 4641180733
NCID BN01781559
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全国書誌番号
88018463
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言語 日本語
出版国 日本

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