比較政治機構論

蝋山政道 著

[目次]

  • 目次
  • 第一章 ギリシア・ローマおよび中世における政治機構論の槪觀 / p1
  • 一 ギリシア政治學における國家分類論 / p1
  • ヘロドトス
  • プラトン
  • アリストテレス
  • ギリシア國家分類論の總括的意義
  • 二 ローマ帝國および古ローマ敎會時代における政治機構論 / p16
  • ポリュピオスの國家分類論
  • キケロ
  • 政治機構としての帝國の觀念
  • ローマ敎會とその政治組織
  • トマス・アクィナス
  • 三 中世における帝國理論の完成と崩壞 / p25
  • ダンテの『帝王論』
  • マルシリウスの政治機構論
  • ローマ敎會に對する立憲組織運動
  • バルトルスの地域的主權論の先驅的意義
  • 中世政治機構論の總括的意義
  • 第二章 近代における政治機構論の基本的發展 / p38
  • 一 ルネッサンスおよび宗敎改革時代における政治機構論の動向 / p38
  • 近代における政治機構論の推移
  • マキアヴェリの國家形態論の中心的命題
  • ポリティーク派(Les Politiques)の代表として見たるボーダン
  • ユグノーの政治思想における政治機構論
  • ホッブスのレヴァイアサンの近代的意義
  • 二 啓蒙思潮時代における政治機構論の重點 / p54
  • ロックの政府論と權力分立論の意義
  • モンテスキューの政體原理と權力分立論
  • ルッソーにおける國家と政府
  • 第三章 國民的形態における政治機構論の成立 / p74
  • 第一節 近代民主革命と政治機構論 / p76
  • 一 イギリス革命後における政治機構論 / p78
  • 無血革命以後における內閣制度の發達
  • 議會制度の基礎理論としてのベンサムの功利主義
  • ミル父子による代議政體論の展開
  • J・S・ミルの政治機構に關する一般理論
  • 二 アメリカ革命の本質と政治機構論 / p95
  • 獨立宣言より獨立承認へ
  • アメリカ革命の進展と憲法制定
  • 『フェデラリスト』の意義とその內容
  • アメリカ政治機構における三權分立制度
  • リンコーンの立憲的政府の論理
  • 議院內閣制か大統領制かの論爭
  • 三 大革命とフランスにおける政治機構論 / p120
  • フランス大革命の精神とその具體的特徴
  • シイエス、コンドルセ、ペーンの思想的貢獻
  • 王政復古と立憲君主制の理論=コンスタンとロワイエ・コラール
  • ジャコビニズムとボナパルティズム
  • トックヴィルの民主主義に關する識見
  • 第三共和國におけるエタティズムと議會主義の併存的形態
  • 第二節 ドイツおよび日本における政治機構論 / p140
  • 一 ドイツ國民國家の形成と政治機構論 / p142
  • ドイツ國民國家の形成と觀念哲學の國家學說
  • カントにおける法治國家論の形成
  • フィヒテにおける國家論の發展
  • ヘーゲルの法哲學とその政治機構論
  • ドイツ法治國家論における政體分類論の完成
  • グナイストおよびブルンチュリの立憲政體に對する見解
  • 個人的權利の保障制度の形態
  • 二 日本における政治機構論の特殊性 / p170
  • 國體と政體との區別に關する論議
  • 官僚內閣と議院內閣とに關する憲法論
  • 政治學における政治機構論の貧困
  • 第四章 現代における政治機構の比較 / p184
  • 現代における政治機構の變貌
  • 現代政治機構の比較基準
  • 第一節 代表制デモクラシーの政治機構 / p191
  • 代表制民主制の長所と缺陷
  • 民主政治の經濟的機能における試煉
  • 代表制民主主義の基礎とその維持
  • 代表制民主主義と計畫機構の導入
  • 民主主義と連合主義との關係
  • 第二節 ファッシズムの政治機構 / p215
  • 危機政治の構造分析
  • 國家・運動・民族の三重構造
  • 人物と集團の勃發的現象
  • 獨裁制の政治機構としての本質的特徴
  • イタリア・ファッシズムにおける組合國家の機構
  • 第三節 共產主義の政治機構 / p237
  • ロシア革命の背景=解放と建設
  • プロレタリア階級の革命的役割
  • ソヴィエト機構と民主的中央集權主義
  • スターリン憲法における代表的獨裁制
  • 階級支配を中心とする階層的機構の分析
  • 文獻 / p263
  • 索引

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 比較政治機構論
著作者等 蝋山 政道
書名ヨミ ヒカク セイジ キコウロン
シリーズ名 岩波全書 ; 第118
出版元 岩波書店
刊行年月 1950
ページ数 269, 10p
大きさ 18cm
NCID BN01142061
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
51008712
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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