金丸輝男 編著
EC=ヨーロッパ共同体は日本と貿易摩擦問題でしばしばマスコミに登場するが、その実体について、明確に知る人は少ない。ECは第1次大戦後の欧州の没落を乗り越えるためにつくられた経済的な共同体であったが、やがて加盟国の意図を越えて、既存の国家を平和裡に統合するという未曽有の歴史的な実験を押し進めることになった。本書では、歴史的背景、成立過程、機構、経済・農業・エネルギー・雇用等の政策、対外関係、政治的課題など、激しく変貌するECを多面的に把握する。
「BOOKデータベース」より
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