日本考古学論集  7 (官衙と寺院)

斎藤忠 編

本巻は、官衙と寺院との問題をとりあつかった。古代において、官衙と官寺とは密接な関係にあり、現代の考古学の視点でも屋根瓦をもった建築遺構群をもつものとして、共通した要素を含んでいる。古代の宮城について、それぞれの関係学者の見解を紹介するとともに、大宰府と多賀城、さらに国庁・郡衙をとりあげ、寺院跡に触れ、あわせて木簡と墨書土器をも収めた。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 飛鳥京(福山敏男)
  • 国府と国分寺地名表(堀田璋左右)
  • 古代宮都概観-飛鳥板蓋宮から長岡京まで(岸俊男)
  • 藤原宮跡の問題(浅野清)
  • 難波宮について(山根徳太郎)
  • 平城宮大極殿跡の発掘調査(井上和人)
  • 恭仁宮大極殿跡の発掘調査について(中谷雅治)
  • 発掘調査の成果から、従来の長岡京・平安京(桓武朝)史の批判(小林清)
  • 大宰府政庁の変遷について(横田賢次郎)
  • 多賀城跡外郭線の変遷と時期について(鎌田俊昭)
  • 国府・国衙調査の成果と展望(小田富士雄)
  • 律令時代における郡家の歴史地理学的研究(足利健亮)
  • 初期伽藍の類型認識と伽藍構成における僧地の問題(坂詰秀一)
  • 最近の飛鳥地方の寺院跡の発掘調査(工藤圭章)
  • 国分尼寺の性格-特に国分僧寺との比較を中心として(斎藤忠)
  • 古瓦より見た奈良朝地方文化相の一傾向-関東、東北の特異な地方文化相の分析(内藤政恒)
  • 古式重弁蓮花文鐙瓦の製作年代について(工藤雅樹)
  • 葡萄唐草紋軒平瓦の研究(近江昌司)
  • 木簡研究の課題(岸俊男)
  • 平城宮跡出土の木簡をめぐって(野村忠夫)
  • 各地出土の墨書土器より見たる伊場墨書土器(斎藤忠)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本考古学論集
著作者等 斎藤 忠
書名ヨミ ニホン コウコガク ロンシュウ
書名別名 官衙と寺院
巻冊次 7 (官衙と寺院)
出版元 吉川弘文館
刊行年月 1987.2
ページ数 461p
大きさ 22cm
ISBN 4642076522
NCID BN00710216
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全国書誌番号
87018457
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言語 日本語
出版国 日本
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