漱石の書斎

飛ケ谷美穂子 著

漱石作品のなかには、謎の外国語、そして外国作品の引用句がちりばめられている。漱石はどのように外国語の本を読み、作品のなかに取り込んでいったのか。ピーコック、ブラウニング、シェンキェヴィチ、ウィリアム・シャープなど、遺された蔵書を手がかりにして作品を読み解いていくと、絶望的な"孤独"という、漱石の"現代性"が見えてくる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 漱石文庫をたずねて-蔵書は語る
  • 第2章 英学から英文学へ-漱石の修業時代
  • 第3章 奇人たちの饗宴-『吾輩は猫である』とピーコックの"談話小説"
  • 第4章 ロンドンの異邦人たち-漱石・カーライル・シャープ
  • 第5章 江藤淳『漱石とアーサー王伝説』の虚構と真実-死者を愛し続ける男の物語
  • 第6章 『三四郎』とブラウニング-「ストレイシープ」と「ダーターフアブラ」をめぐって
  • 第7章 "趣味の審判者"の系譜-ペトロニウスから代助まで
  • 第8章 『行人』とヴァルター・カレ-共鳴する孤独

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 漱石の書斎
著作者等 飛ヶ谷 美穂子
書名ヨミ ソウセキ ノ ショサイ : ガイコク ブンガク エノ マナザシ キョウメイ スル コドク
書名別名 外国文学へのまなざし共鳴する孤独
出版元 慶應義塾大学出版会
刊行年月 2017.12
ページ数 279,11p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-7664-2490-4
NCID BB25203665
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22997474
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想