建築から見た日本古代史

武澤秀一 著

建築とは、権力者たちが駆使した政治的言語である-。日本誕生の舞台となる古代において建築は、権力者が自らの権威を明らかにし、体現する文明の壮大さ、美意識の優越を高らかに宣言する最大最強のメディアであった。飛鳥寺、法隆寺、四天王寺から本薬師寺、伊勢神宮式年遷宮にいたるまで、建築様式や構造、配置パターンのなかに、母系と父系、天皇と律令、ナショナリズムと文明開化、それぞれの葛藤と融合を見いだし、まったく新しい日本古代史を組み上げ提示する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 開化(仏教公伝はどのような場でおこなわれたのか
  • 仏教公伝とその後
  • 飛鳥寺の出現
  • 馬子の国家デザイン)
  • 2 胎動(画期としての舒明王権
  • テロにはじまる大化改新
  • 法隆寺は二度生まれた
  • 「天皇」の用語法について
  • 天智と天武のあいだ)
  • 3 誕生(革命敢行
  • 飛鳥凱旋
  • 藤原京建設
  • 後継の闇からアマテラスの成立へ
  • 持統天皇の伊勢神宮
  • 「生前退位」による「万世一系」)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 建築から見た日本古代史
著作者等 武沢 秀一
書名ヨミ ケンチク カラ ミタ ニホン コダイシ
シリーズ名 ちくま新書 1247
出版元 筑摩書房
刊行年月 2017.4
ページ数 426p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-480-06956-6
NCID BB23393672
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全国書誌番号
22909331
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言語 日本語
出版国 日本
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