海と湖の貧栄養化問題

山本民次, 花里孝幸 編著

1970年代のわが国では水域の富栄養化が進行し、海や湖沼で赤潮が発生して問題となったが、その後の水質改善の努力が功を奏し、水質は良好になってきた。しかしその一方で、栄養塩不足、つまり「貧栄養化」が原因と思われる海苔の色落ちや漁獲量の低下が報告されている。これが「貧栄養化問題」である。本書は、瀬戸内海、諏訪湖、琵琶湖といったすでに問題が指摘された水域における、これまでの水質浄化の取り組み、長年にわたって蓄積された水質データ、生態系の変化などから、「貧栄養化問題」の背後にあるプロセスとメカニズムを浮き彫りにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 諏訪湖の「富栄養化問題」と「貧栄養化問題」
  • 第2章 琵琶湖の水質変化と漁獲量の変動
  • 第3章 瀬戸内海の貧栄養化-その原因、プロセス、メカニズム
  • 第4章 瀬戸内海東部の貧栄養化と漁業生産
  • 第5章 瀬戸内海におけるアマモ場の変化-生態系構造のヒステリシス
  • 第6章 北海沿岸における貧栄養化と水産資源変動
  • 第7章 栄養環境の変遷と水産覚え書き

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 海と湖の貧栄養化問題
著作者等 山本 民次
花里 孝幸
書名ヨミ ウミ ト ミズウミ ノ ヒンエイヨウカ モンダイ : ミズ キヨケレバ ウオ スマズ
書名別名 水清ければ魚棲まず
出版元 地人書館
刊行年月 2015.3
ページ数 195p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-8052-0885-4
NCID BB18280688
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22555743
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想