家事の政治学

柏木博 著

家事は労働なのか、それとも生活なのか。合理化、普遍化を求めた家事の近代化=「改善」の夢は、急速に規格化・商品化が進んだ社会の軌跡と重なる。家政学者や建築家、政治家たちの言動を読み解き、国家、性差、貧富やさまざまな「権力」と家庭という空間がいかに関わっているかを明らかにした、今なお斬新な社会史であり精神誌である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • キッチンのない住宅
  • 天使たちの機械住宅
  • 貧困な都市生活者に規格化された料理を
  • 国家につながる家政学-明治の日本家政学
  • 商品世界に発見された家事
  • 家事はロボットにおまかせ
  • 主婦の労働機械-トイツの家事合理化
  • 家事の改善をめざして-両大戦間の日本の家事
  • 家庭という戦場-戦時下の家事
  • 量産戸建て住宅と生活モデルの喪失
  • ミクロポリティックスとしての家事
  • 未完の家政学プロジェクト

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 家事の政治学
著作者等 柏木 博
書名ヨミ カジ ノ セイジガク
シリーズ名 社会 284
岩波現代文庫 284
出版元 岩波書店
刊行年月 2015.3
ページ数 294,8p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-00-603284-5
NCID BB18263350
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22553726
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想