遊動論 : 柳田国男と山人

柄谷行人 著

民俗学者・柳田国男は「山人」を捨て、「常民」に向かったといわれるが、そうではない。「山人」を通して、国家と資本を乗り越える「来たるべき社会」を生涯にわたって追い求めていた。「遊動性」という概念を軸に、その可能性の中心に迫った画期的論考。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 戦後の柳田国男(戦中から戦後へ
  • 柳田の敗北
  • 農民=常民の消滅
  • 非常民論)
  • 第2章 山人(近代と近代以前
  • 農政学
  • 焼畑狩猟民の社会)
  • 第3章 実験の史学(供養としての民俗学
  • 山人と島人
  • 公民の民俗学
  • オオカミと「小さき者」)
  • 第4章 固有信仰(新古学
  • 固有信仰
  • 祖霊信仰と双系制
  • 「場」としての家
  • 折口信夫と柳田国男
  • 固有信仰と未来)
  • 付論 二種類の遊動性(遊動的狩猟採集民
  • 定住革命
  • 二種類のノマド
  • 柳田国男)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 遊動論 : 柳田国男と山人
著作者等 柄谷 行人
書名ヨミ ユウドウロン : ヤナギタ クニオ ト ヤマビト
シリーズ名 文春新書 953
出版元 文藝春秋
刊行年月 2014.1
ページ数 213p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-16-660953-6
NCID BB14551670
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全国書誌番号
22360801
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言語 日本語
出版国 日本
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