「愛の争闘」のジェンダー力学 : 岩野清と泡鳴の同棲・訴訟・思想

坂井博美 著

明治〜大正期に活躍した女性活動家・遠藤清(1882‐1920)における自然主義作家・岩野泡鳴(1873‐1920)との同棲→結婚→別居→訴訟→離婚というライフヒストリーを通じて、両性関係の力学と相互作用を浮き彫りにし、さらに近代の家父長制社会でその家族を支える外部としての「女中」の存在に注目することで、女性の思想と実践を複眼的に照らし出す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 「愛の争闘」前史
  • 第2章 「新しい女」をつくる男と女
  • 第3章 セクシュアリティをめぐる攻防-『愛の争闘』の虚構性の検討を中心に
  • 第4章 女性解放論のなかのジェンダー力学-経済的独立論を中心に
  • 第5章 「争闘」の小説をめぐるジェンダー力学
  • 第6章 「家庭」のなかの階級-大正期フェミニストの「女中」雇用
  • 第7章 恋愛結婚における妻の座-「新しい女」の同居請求訴訟
  • 第8章 経済的独立論と"妻・母の権利"のはざま-「新しい女」の扶養料請求訴訟

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「愛の争闘」のジェンダー力学 : 岩野清と泡鳴の同棲・訴訟・思想
著作者等 坂井 博美
書名ヨミ アイ ノ ソウトウ ノ ジェンダー リキガク : イワノ キヨ ト ホウメイ ノ ドウセイ ソショウ シソウ
出版元 ぺりかん社
刊行年月 2012.12
ページ数 396p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-8315-1346-5
NCID BB11306885
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22188100
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想