広告主や権力に甘く、弱者に冷たいテレビの「金持ち目線」に物申す。お笑い芸人を叩いた果てに、生活保護費の引き下げなどナンセンス!貧困層を締め付けて、喜ぶのは裕福層だけだ!ほかの先進国と比べて、「生活保護を受けている人の数」も、「GDPに対する生活保護費の支給額」も圧倒的に少ない"日本の現状"を伝えないテレビ、それに便乗し、人気取りと財界からの票田を見込む姑息な政治家、さらには、国民のリストラをたくらむ非情な官僚たち…。精神科医として、教育関係者として、子を持つ親としての視点から、生活保護バッシングに潜む日本人の病理を考察。生活保護問題の"真の問題"を暴く。
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