平山洋 著
福沢諭吉は戦後の左翼が批判するようなアジア侵略論者なのか。本書ではまず、福沢のナショナリズムの由来を踏まえたうえで、膨大な著作、とりわけ『時事新報』無署名社説の起草者を認定することを通じて、石河幹明ら周囲の人々の主張と明確に仕分けする。はたして新聞人として読者に伝えようとした福沢の「独立自尊」と「文明政治」とは、いかなる内容だったのか。本書ではその核心を詳細に論じる。
「BOOKデータベース」より
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