花のもの言う : 四季のうた

久保田淳 著

西行、定家、和泉式部を始めとする中世や平安の歌人を中心に「万葉集」から近世俳諧までの歌や句、「源氏物語」や「枕草子」「徒然草」などの文章を引いて、春夏秋冬それぞれの季節を彩る花、植物、風物がどのように歌われ、描かれているかをたどり、それらの作品に込められた古人の自然観や美意識を解読する。平明な語り口のなかに、蓄積された古典文学の豊かな学識が随処に姿を見せる。日本の古典詩歌の世界に読む者を誘い、古典文学の魅力を解きあかす随想集。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1章 春の夜の夢の浮橋(春の七草
  • 桜井の里・信楽の里 ほか)
  • 2章 夏の野の繁みに咲ける(卯の花咲ける玉川の里
  • あふちの風 ほか)
  • 3章 秋くれば常磐の山の(秋の七草
  • 蛙の小魚 ほか)
  • 4章 冬ながら空より花の(霰
  • 洛北を歩く ほか)
  • 5章 雲のはたてにものぞ思ふ-百人一首抄(月
  • 雪 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 花のもの言う : 四季のうた
著作者等 久保田 淳
書名ヨミ ハナ ノ モノ イウ : シキ ノ ウタ
シリーズ名 文芸 203
岩波現代文庫 203
出版元 岩波書店
刊行年月 2012.6
ページ数 306p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-00-602203-7
NCID BB09422045
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全国書誌番号
22129290
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言語 日本語
出版国 日本
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