自死の日本史

モーリス・パンゲ 著 ; 竹内信夫 訳

意志的に選び取られた死=自死。記紀と『万葉集』にある古代人の殉死に始まるこの風土の自死史。道真の怨霊、切腹の誕生、仏教と自死の関係を問う。『葉隠』『忠臣蔵』に表出する武士道精神と近松、西鶴が描く心中とは何か?そして近代日本が辿った運命を、芥川、太宰、三島らの作品に探る。自殺大国の謎を西欧知性が論理と慈愛で描く「画期的日本文化論」。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • カトーの「ハラキリ」
  • 自殺の統計学
  • 自殺社会学の歩み
  • 兆候としての自殺
  • 歴史の曙
  • 暴力の失効
  • 武芸そして死の作法
  • 捨身
  • 残酷の劇
  • 愛と死
  • 自己犠牲の伝統
  • 奈落の底まで
  • ニヒリズム群像
  • 三島的行為

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 自死の日本史
著作者等 Pinguet, Maurice
竹内 信夫
パンゲ モーリス
書名ヨミ ジシ ノ ニホンシ
書名別名 La mort volontaire au Japon
シリーズ名 講談社学術文庫 2054
出版元 講談社
刊行年月 2011.6
ページ数 690p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-06-292054-4
NCID BB05900440
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全国書誌番号
21946607
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言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本
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