闇の梯子

藤沢周平 著

漆黒の闇に明滅するひそやかな人生絵図。藤沢作品初期の短篇を彩るその独自の色調は読者を魅了してやまない。酔いどれの叩き大工の哀歓をえがく「父と呼べ」、島送りの過去をもつだんまり老人と娘とのほのかな交流をえがく「入墨」、そして闇の世渡りに背を押されるように墜ちてゆく男たちの宿命をえがく表題作ほか二篇を収録。

「BOOKデータベース」より

いつか江戸で押しも押されもせぬ板木師になるという夢を抱き、裏長屋でつましい暮らしを送る清次の元に、かつての仕事仲間が訪ねてきた。平穏な日常は度重なる金の無心に脅かされ、やがて女房おたみは腹の痛みを訴えるようになる。道を踏みはずし、奈落の底へ墜ちていく男達の宿命を描いた表題作他四篇を収録。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 闇の梯子
著作者等 藤沢 周平
書名ヨミ ヤミ ノ ハシゴ
出版元 文芸春秋
刊行年月 1974
版表示 新装版
ページ数 302p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-16-719251-8
NCID BA37542580
BB05699240
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全国書誌番号
75013433
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言語 日本語
出版国 日本

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