ひたすら富国強兵への道を歩んだ若き近代国家明治日本は、1904年、朝鮮半島に権益を求め、満州を南下してきた大国ロシアと戦端を開いた。日本は国家の命運を賭け、持てる力のすべてを注ぎ込んでこの戦いに臨んだ。本書は、この日露戦争を撮影した膨大な戦場写真のなかから、陸軍と海軍それぞれ新たな資料を発掘し、そのエッセンスを選りすぐった写真によって構成。ここには砲声が聞こえてくるような臨場感溢れるものから、明治人の気概が感じられるものまで、この時代の真実の姿がある。日露戦争とはいったい何であったのかを強烈に問いかけてくる迫真のドキュメント。
「BOOKデータベース」より