岡倉登志 著
十九世紀末、「文明の使命」の名のもとに繰り広げられたヨーロッパ列強による分割競争。運河の開削や鉄道の建設により開始された植民地化はアフリカ諸王国の抵抗を武力で圧倒し、大陸各地で進められた。土地の収奪や理不尽な徴税に対する抵抗運動やマフディーやチレンブエなどの宗教結社による抵抗運動はやがて、脱植民地化をめざすパン・アフリカ運動にいたり、二十世紀後半のアフリカ諸国の独立へと結実する。アフリカの植民地化と人々の抵抗のプロセスをたどる。
「BOOKデータベース」より
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